2012年9月11日 火曜日
労働審判から学んだこと
今年の夏は、 「まさかの労働審判」の話から始まった。
私は使用者側の社労士として出席。
裁判官、使用者側委員 労働者側委員からの 厳し~い質問に返答しなければならず、始終アドレナリン出まくり。
へたな返答をすると挙げ足をとられそうになる。
言っていいことと不必要なことを瞬時に判断しなければならない。 裁判とは怖いものだ。
今回の審判、 初めから使用者側が悪いと決め込んではいなかったか。 早く結論だしたいんだろうな。 早めの和解を迫られた感じが否めない。
これでいいのか 労働審判~ と言いたくなる。
正直かなりの失望感。 審判においては 使用者側は 最初から不利な立場におかれていることを痛感・・・
地裁を出た後、弁護士の何気ない一言、「結果が良くも悪くも、終わった後には、心に秋風が吹くんですよね」
妙にしっくりとハートにきた。
今回は申立人の私怨もあったのだろうか? 訴えた状況が普通ではなかった。
精神的にも肉体的にも かなり負荷を感じたハードな2か月間だったが、結果的に 私にはいい経験となった。今回の労働審判は、社労士として 経験すべき時に 経験すべきことだったのだろう。
人生に無駄な経験はないというが、本当だ。
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