2013年2月8日 金曜日
定年後の給与設計
立春が過ぎ、そろそろ春の気配です。
午前中は
60歳からの賃金提案内容をご本人に説明するために、顧問先様へダッシュです。
60歳までは、給与1本
60歳からは、給与と高年齢と年金の3本立て
会社と当事者にとって、ベストあるいはベターな雇用条件を設計し気持ち良く導入することに努めます。
プレゼン前にできるだけ多くのデータを収集して、分析し、提案書を作り、誰にでも分かりやすい言葉で説明することを心掛けています。
社員様には生活の糧の給与決定交渉ですから…鋭い質問も飛び交います。
ひととおり説明して、社員様の表情をうかがいます。
社員様のお気持ちは理解できるけど、情に流されてはいけませんね。
会社の状況、ご本人の立場の両方がよくわかる立ち位置にいるだけに、時間を十分にかけて慎重に進めて行きます。
つま先立ち交渉です。
60歳を境に、突然待遇が変わる。 大半の方が良くなるどころか、悪くなるほうが圧倒的に多い?!
これ今までの世間の常識?!「会社のルール」と言いきってしまえば、会社は楽なんですが・・・。
60歳以降の処遇について「NO」と言った方はいません。
きっと言えないのでしょうね。
今日の方は、年金を含めて60歳からの毎月の給与額に少々ご不満のようでした。
その理由は、年金が受給できるから その分、給与を減額するのは、理解できるようで・・・できないと。
もともと経営者と社員の目線が違うので、無理やり納得していただくのも酷ではあります。
実は、予測できていたご意見でしたので、この不満を解消するオリジナルな方法を用意していました。
内容を再度ご提案したところ、そういう方法があるのか!と、ご納得して頂けたようです。
事務的に説明することは簡単ですが、相手の立場や気持ちの動きを理解確認しながらプレゼンしているからこそ、最後には、提案内容を受け入れて下さいます。 こちらも、丁寧を心がけているからと思います。
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