2013年9月19日 木曜日
鈴虫の鳴く街角
事務所のある伊丹市が、今秋鈴虫とコラボレーションしたお祭りを開催しています。
夜になると、伊丹の街角から鈴虫の鳴く声が聞こえてきます。
山でもない こんなところに虫の声。 お互いに鳴きあって楽しそうに聞こえます。
鳴いている鈴虫は、市民が、鈴虫の里親になって 育てているとのこと。 伊丹市民ならぬ伊丹市虫。
里親の輪が拡がって 鈴虫もかなりの数なのでしょう。
鈴虫の鳴き声は、秋の風を感じさせてくれます。
神社の参道に沿った道にも、行燈が灯され 肌寒い秋の夜に 灯りが温かい雰囲気を醸し出していました。
いたるところで、酒盛りイベントやダンスなど催しものが開かれています。
街を元気にしているのは、人間の力や知恵だけでなく 自然の生き物たちとのコラボが産み出している不思議な力。
同じ生き物としての共生が感じられる企画です。 とってもいいですね!!
2013年9月16日 月曜日
時空繋がり
85歳の若冲さんが描いた鷲の絵。
一番見たかった絵です。
このたった一枚の絵みたさに、夜行バスに乗って福島県へ行きました。
その甲斐ありました。
ほとんどクギづけ、感動ものでした。
静かで どっしりと安定。落ち着きとするどい強さが感じられる鷲の「眼」
そのまなざしは、どこか遠くのだた一点をじ~っと見つめています。
他の絵と違うのは鷲の目線の高さ。 まだまだ高い!
85歳の絵とは思えないほどの存在感。
老いても なお 「まだまだ これから」と、
未来を見つめている若冲さんのココロの眼のような気がしました。
200年前に生きていた若冲さんの絵を 200年後の今 地道に集められたプライスご夫妻。
その長年の想いを絵画とともに見させて頂いている私達。
不思議な繋がりに感謝です。
2013年9月14日 土曜日
「若冲が来てくれました」に行きました
3連休の中日、福島県立美術館へ伊藤若冲の絵を見に行って参りました。
プライス氏の若冲コレクションの中で 今回どうしても見たい衝動にかられた絵が一枚ありました。
若冲が85歳のときに書き上げた「波打つ岩のワシ」の絵です。
高齢で書いたとは思えないほど 、絵から感じられる何か力強いエネルギーに魅かれてしまいました。
十数年ぶり、覚悟の夜行バスで いざ福島市へ。
朝方到着し、タクシーで美術館へ急ぐと、すでに 長蛇の列。この日は5578人の来場であったとのこと。
福島県立美術館始まって以来のことだそうです。
それだけ多くの人を惹きつけた伊藤若冲さんの展示会は、今後予定されていないとのことでしたので
今回来れただけでラッキーです。
800円の入場料に五万円近くの旅費交通費。他の人にとっては、費用対効果考えるとほとんどアホです。
でも、私にとっては大満足の価値あるフクシマになりました。
伊藤若冲さんの絵は、それだけ人を動かす「何か」があるのですね。
何故だろう? 益々興味が湧いてきます。