伊丹市の社労士、寺山経営労務管理事務所

お気軽にお問い合わせください

072-785-6533

文字サイズ:

伊丹市の寺山経営労務管理事務所は皆様のお役に立てる情報を発信しています

Always look up 天天開心

2013年9月

2013年9月22日 日曜日

会津木綿の栞

福島空港からの帰阪

離陸までのわずかな時間、空港内のお土産物売り場で福島県の特産品を眺めていたところお土産物を販売している女性が、接客の合間にレジ台の上で せっせと何かを作っていました。

お土産にするため「ILOVE TOHOKU」と書かれたメモ帳をレジに持って行ったとき、思わず何をしているのか 聞いてみると・・・

しおり(栞)を 作っているとのこと。 材料は 会津木綿 と 色の綺麗な厚紙。

細長く切った会津木綿を、同じく数センチ幅にきった厚紙に糊で張って、麻ひもを通した簡単な手作り栞でした。

「予算がないもんだから…こんなものしか作れないけど、会津木綿や 会津のものを 福島県に来られた人に 差し上げようと思って、作っているんです」。と 恥ずかしそうに微笑みながらお話下さいました。

栞作りは、販売の仕事の一部ではありません。 販売員がみんなで考えて、お客さんに喜んでもらおうと自主的に作っているとのこと。

会津で暮らしている人たちの会津を大切に想う強い気持ち、それを何かの形で福島県を訪れた人達に何とか伝えようとされていることに胸がキュッとして、

何だかこちらが励まされている気持ちになりました。

会津木綿 手に取ると、力強さを感じる織り方、素朴で優しい色合い。栞にすると更に素敵!! 

特に紫色が気に入ったと正直に伝えると、その方も嬉しいと栞を4つも下さいました。

福島県が大変な時ですが、どんな環境下にあっても、希望を持って前向きに生きている会津の方の辛抱強く逞しい気質に触れ、すっかり会津のファンになりました。

損得無し、ちょっとした触れ合いから、人は気持ち良く繋がっていくものですね。

2013年9月19日 木曜日

鈴虫の鳴く街角

事務所のある伊丹市が、今秋鈴虫とコラボレーションしたお祭りを開催しています。

夜になると、伊丹の街角から鈴虫の鳴く声が聞こえてきます。

山でもない こんなところに虫の声。 お互いに鳴きあって楽しそうに聞こえます。

鳴いている鈴虫は、市民が、鈴虫の里親になって 育てているとのこと。 伊丹市民ならぬ伊丹市虫。

里親の輪が拡がって 鈴虫もかなりの数なのでしょう。

鈴虫の鳴き声は、秋の風を感じさせてくれます。

神社の参道に沿った道にも、行燈が灯され 肌寒い秋の夜に 灯りが温かい雰囲気を醸し出していました。

いたるところで、酒盛りイベントやダンスなど催しものが開かれています。

街を元気にしているのは、人間の力や知恵だけでなく 自然の生き物たちとのコラボが産み出している不思議な力。

同じ生き物としての共生が感じられる企画です。 とってもいいですね!!

2013年9月16日 月曜日

時空繋がり

85歳の若冲さんが描いた鷲の絵。

一番見たかった絵です。

このたった一枚の絵みたさに、夜行バスに乗って福島県へ行きました。

その甲斐ありました。

ほとんどクギづけ、感動ものでした。

静かで どっしりと安定。落ち着きとするどい強さが感じられる鷲の「眼」

そのまなざしは、どこか遠くのだた一点をじ~っと見つめています。

他の絵と違うのは鷲の目線の高さ。 まだまだ高い!

85歳の絵とは思えないほどの存在感。

老いても なお 「まだまだ これから」と、

未来を見つめている若冲さんのココロの眼のような気がしました。

200年前に生きていた若冲さんの絵を 200年後の今 地道に集められたプライスご夫妻。

その長年の想いを絵画とともに見させて頂いている私達。

不思議な繋がりに感謝です。

トップへ戻る