2012年10月3日 水曜日
でました。経営改善の結果はいかに
会社の経営改善のご提案をさせて頂いている会社様の決算です。
前期は会社始って以来の若干の赤字。 「何とかせねば!!」の 経営者の熱い気持ちが 私を引き寄せたのか立直しのため いろんなご提案をさせて頂きました。
「人が財産 人が利益を産み出す」私の信条からのご提案に 経営者様は素直にお応えくださった。
今期は、なんとなんと 予想以上の黒字となりました。 うれしい結果です。
やったね。 やっぱり みんな本気出して やればできる。
私のお手伝いは、みんなの気持ちに火をつけたまでのこと。
社員の導火線が くすぶっている間は 経営者がいくら売上を上げるように言っても 火はつかず 人は動かない。 会社や経営者の問題は他人ごとになっているから。
さてさて、どうやって みんなの気持ちに火をつけようか。なのです。
人は無理やり 動かせない。 自ら動くことで周りが動く。
この会社は、まず、経営者が動きだしました。前向きな行動の輪が 社員の皆さんに連鎖し、気持ちが繋がっていきました。
その結果が今期の数字にでたのでしょう。
利益は社員一人一人が産み出すもの。
果実は みんなで分けよう。
会社と社員だけではなく お客様も、お取引様も、仕入先様も、出入りの運送会社様でも、会社を取り巻くステークホルダーの皆さんが幸せになるためには どう行動すればいいか 大きく考えて動いたら 自然においしい果実がみんなの手に入ります。
単純だけど、単純だからこそ 実行するにはレベルが高くて 難しい原理 です。
それにしても ほんとによかった。
予想以上に速く 良い結果がでて、ほっとした。
さて、次の段階は こらから、この状態を継続しさらにアップするにはどうしたらいいのか
ハードルはどんどんと高くなりますね。
人に関わるお仕事 やりがいあります。
2012年10月1日 月曜日
厚生年金基金 廃止?
先週のニュースで 厚生労働省が 厚生年金基金制度を将来的に廃止する方針を固めたと言っていた。
今ごろ?
今まで 行政は 基金問題に対して本気で取り組んでいたのか、 恐らく何もしてこなかった。
今、一番苦しんでいるのは、複合型基金に加入している中小企業の経営者だ。
将来のリスク回避のため 脱退したくとも、とても支払えないほど多額の一時金を一括で支払わなければ 脱退させてもらえない。
加入勧誘は甘い言葉、抜けるには闇の世界の掟のよりも厳しい現実。
これが、国民のために この国が作った制度と言えるのか。無責任すぎないか。
よかれと思って 社員の手厚い福利厚生の為に加入した基金、今となっては その会社と経営者を苦しめている。
基金加入していることが会社の死活問題になっているのだ。
特に社長さん、自分の判断が自分の会社と社員を苦しめる結果となるなんて 思いもよらないし、その心痛はそうとうのもの。
以前から 任意脱退を希望する会社の脱退コンサルティングをさせて頂いている私としては、この秋 9月がある意味で最後の脱退のチャンスと考えていた。
今年、脱退のコンサルをさせて頂いた会社様は、私の話を聞き、すぐ行動!
臨時役員会を開き 全員一致で 任意脱退の決議。 即座に行動を起こしすぐに脱退届を提出された。
目に見えない将来のリスクを回避するために、痛いけど今支払って脱退するしか手立てはないとの会社一丸の不退転の決意の行動だった。
AIJ問題以後、基金加入のリスクは皆わかっている。 わかっているけど、脱退するにはどうしたらいいのか
不安もあり、なかなか決意できないもの。
私の役割は、そんな経営者の背中をポンと押して差し上げること。
どの基金も9月に代議員会を開催する。 審議の中で、脱退を承認するのだが、今回 任意脱退を希望する加入企業数が予想をはるかに上回り、結局、承認を引き延ばされている会社もあると聞く。
もし、基金が解散の道を選ぶことになれば、今まで会社が掛けてきた掛け金は消えてしまう。
いまさらながら 一体 誰のための、何のための 基金なのだろう?!
時代に合わなくなったから 廃止の方向で・・・と平気で簡単に言える役人たちよ。 本気で廃止やる気あるのか?基金制度の廃止を数年かけて行うというが、その間にも基金の財政悪化は明白。
たとえ 運用がうまくいってもそれは一時的なもの
もともと仕組みからして 保険料を支払う側よりも、年金をもらう側がどんどん多くなるんだから
廃止制度が整ったころには、ほとんどの基金が破たんしている のが 現実的だろう。
そんなこと、厚生労働省の役人はご存じのはず。 それとも計算済み??か
基金加入の経営者の皆さんに言いたい。
国には期待せず 力をつけて できるだけ 早いうちに 任意脱退 お勧めします。